履歴書は手書きかワープロソフトかは企業カルチャーによる
「Facebook上で、履歴書は手書きで書くべき」というエントリーがありました。
当社では、履歴書はメール添付が原則なので、手書きはありえないとう投稿をしたのですけれど、その反応は様々でした。
「手書きでなくて人となりがわかるのか」というコメントもいただきました。
私の従事している業界では、IT活用が当然のカルチャーなので、メール添付という条件には、
○添付でメールが送れる(添付の容量もきちんと考慮できる)
○履歴書程度の表作成のスキルがある
という部分を測るという意図も含まれています。
さらに、メールで送っていただいた後、実際の面談の後で何回かメールのやりとりをいたします。
ソーシャルやメールの経験をある程度重ねれば、何回か活字のやりとりをするとその人の人となり、大切にしている観点、社会人としての最低マナー等を備えているかどうかがわかるので、面接に持ち込むか否かの判断ができるのです。
(ソーシャルの経験が浅い方には、この部分はどうしてもご理解いただけないのですけれど。)
ただ、いただいたコメントの中には、
○職安では「手書き」を推奨している
○学校の校長は「ワープロの履歴書が送られてきた時点で、見ない→不採用」という
ものもありました。
もちろん、これらを否定するつもりはありません。
それも「あり」だと思います。
要は、その職責をまっとうするに「何が大切なのか」「何に重きをおいているのか」という点が問題なのだと思います。
ですから、「手書き」カルチャーを重んじる組織で働くのなら「手書き」で書いた方がいいでしょう。
「IT」カルチャーを重んじる組織で働くのなら「ワープロソフト」で書いた方がよいでしょう。
相手は何を望んでいるのか、そこに思いを向けられる人材が必要とされる人材なのだろうと思います。
そして、個人的には「手書きはいやだ」「ワープロソフトはいやだ」という強いこだわりがあるのなら、好きな方で書いて、それを受け入れてくれるところで仕事をすることがお互いの幸福なのではないでしょうか、と思った次第です。