今年は保護者の意見が、教科書選定に反映できる年
今年は、「教科書採択」といって、検定教科書の中で実際にどの教科書を使ってほしいのかという教科書選定に保護者が「アンケート」という形で意見を言える年です。
(これは4年に一度です。)
各市町村の教科書展示会でアンケートを行っております。
さて、この教科書・・・実はいじめ問題に関係があるのではないかと思っています。
以下、私が調べた教科書の内容です。
こちらの内容を簡単にご紹介いたしますと
〈国家の成り立ち〉
支配する者 VS 支配されるもの
〈古代・奈良時代〉
貴族 VS 農民
〈江戸時代〉
武士 VS 百姓〈農民〉
〈近代日本〉
日本軍国主義 VS アジア人民
教科書を見るのに、カギを握るのが「江戸時代」の部分だという説がありますが、
このT書籍の教科書は、徳川幕府や藩が農民をいかに抑圧したか、いじめたかということを強調しています。
しかし、今日の研究では、日本の江戸時代は世界的にきわめてすぐれた時代として再評価されています。民度が高く、識字率が高く、文化程度も高いと評価されているのです。
その他、イギリスで紅茶を飲む習慣は、実は日本の「茶の湯」の影響で、それまではイギリスもコーヒー文化だったのにお茶の文化に劇的に変化したそうです。また、イギリス人がティーを楽しむイングリッシュガーデンつまりイギリス式庭園も、日本のお茶会や自然の景観を楽しんだ日本の大名庭園がその背景にあるとのことです。
西欧文明が、「力の支配」つまり軍事力や経済力で世界を植民地支配した「力の文明」であったのに対し、日本はお茶とか庭園とか、ほかにも浮世絵がゴッホやセザンヌと言ったヨーロッパの芸術家を感動させたように、日本は「美の文明」で近代ヨーロッパに影響を与えたとも言われています。
しかし、江戸時代の素晴らしさ、日本文明や日本文化の優れた点をきちんと伝えてくれるような教科書ではなく、今の教科書は「毒」というか日本が嫌いになるようなことばかり書かれているのが実情です。
以前、家庭の誇り教育でいじめをなくしていこうという記事を書きました。
同様、自分の国の歴史というか、人間観があまりにも闘争観で書かれている歴史を学ぶことは、やはり「いじめにつながる」のではないかと思います。
どんな教科書があるのか・・・実際にお手にとって触れていただけたら幸いです。