いじめ加害者・傍観者に視点を向けた動画完成☆

いじめ問題の動画というと・・・

どうしても被害者に向けたメッセージが多いように思います。

しかし、いじめは加害者がいなくなればなくなります。

傍観者が動けばなくなります。

 

そんな思いがたくさん詰まった動画が遂に完成しました。

こちらが予告編です。


「いじめ根絶!Youtubeいじめ動画プロジェクト」 60秒CM - YouTube

 

完成披露会は、12月12日(土)18:30~表参道ウィメンズプラザ視聴覚室

一般参加も800円で受け付けます。

 

昨日は、この動画を企画作成してくださった百世安里さんとお会いしてきました。

そのときのお話しの内容を共有させていただきますね。

 

☆いじめを軽視したり、「被害者が強くなれば」「いじめを乗り越えて成長する」という困った人には・・・議論ではなく、具体事例を見せ、松谷みよ子さんの「妹」を読んでもらったりして、現状を知ってもらう。

☆加害者は無反省。不登校にした人数を勲章のように考えている子さえいる。しかも、大人数で卑怯。

☆加害者を放置しておくと、どんどん「いじめのスキルアップ」をさせてしまう。ウソのつき方、言い訳やごまかしの仕方、証拠のもみ消し方。だから大人になっても止められず、DV、虐待、犯罪者へとなりやすい。

☆日本は加害者対策ができていない。アメリカなどでは被害者ではなく、加害者をオルタナティブ・スクール(代替校)へ入れる。加害者を集めて矯正プログラムを実施。被害を受ける人の立場をロープレして、気持ちをわかるようにしていくことや反省文など。
日本は被害者を救う視点ばかり。だけど、転校したら、次のターゲットを狙うだけだったら、エンドレス。加害者にこそ対策がいる。

☆被害者に強くなれと言うのは、無意味だし危険。なぜなら、加害者はもっと人数を増やしたり、凶器を使ったり、ウソをついたり、あらゆる汚い手段を駆使するから。リスクが高まってしまうだけ。

☆子供たちが自分の良いところを出せなくなってる。嫉妬されて、いじめの標的になってしまうから。

☆100万円単位の恐喝であっても、「借りてるだけ」とうそぶく。学校自体がリンチ→プロレスごっこ、つきまとい→仲がいい、暴力→あたった・守ると、すり替えばかりしている。社会に出たら、お金を借りて返さないのは犯罪。ごまかし隠蔽ではなく、「何をやったか」の行為で罰していくべき。

☆せっかく対処しようとする先生がいても、副校長や校長に理解がないと、意志ある先生を異動させてしまったりする。学校自体に取り組む姿勢が必要。

☆先生によって当たり外れでは子供が不幸だし、対処法がわからない先生もいる。個人まかせではなく、先生をサポートする第三者機関がほしい。

スクールカウンセラーは、事後対策でしかないし、被害者の話を聞くだけ。つまり、いじめを解決してくれるわけではない。ここに予算をあてるのではなく、いじめ解決のために予算をまわしてほしい。

☆被害にあったお子さん・ご家庭に、未来に顔を向けてもらう。「いじめのせいで」と固執して、ずっと悪い状態にいるのはもったいない。未来に目を向けると、回復していく。

 

あっという間に時が過ぎました。

またいじめ防止が一歩進んだことをうれしく思います。