日本を見直そう♪ 19世紀もう1つの国アメリカ

18-19世紀は、イギリスの世紀でしたが、もう1つ台頭してきた国があります。アメリカ合衆国です。

 
アメリカは、先住民をインディアンを一掃するエスニック.クレンジング(民族浄化)という蛮行を経て樹立された国です。西武開拓を完了させ、北アメリカの西征が終わった時点で、海を渡って触手を伸ばしてくるのは、時間の問題でした。
 
最初に標的にされたのが、太平洋の楽園、ハワイです。
 
19世紀、ハワイには宣教師を中心として多くのアメリカ人が入り、やがて、宣教師と息子たちはハワイの政界でも要職を占めるようになります。
 
ハワイの軍隊とは別に、最新鋭機の銃器を装備した私的軍隊「ホノルルライフル隊」を編成し、1887年、カメハメハ王朝のカラウア国王に銃を向けました。
 
彼らの要求は、表向きは「近代的な憲法の発布」でしたが、実質は国王の国政への発言を封じ込めて、実権を掌握しようとするものでした。
 
憲法の内容をみると、それがわかります。
 
☆選挙権は高額納税者に限る
二重国籍の者、すなわちアメリカ人にも選挙権を認める
 
というものでした。
 
当時のハワイは、貧しく、高額納税者と言えばアメリカ人でした。
 
つまり、参政権を現地の人から奪い、自分たちが議会の実権を掌握するという内容だったのです。
 
次回、ここに日本が登場しますよー。
 
また、後日出てくる日本の統治と比較するためにも、他国について少し知っておくと、日本はどんなに素晴らしい国なのかよくわかると思います。