いじめ保護者=母親の自殺の記事に思うこと
岩手での悲しい事件のあと、また悲しい事件が起きました。
日付としてはその前に起きたようですが、全国的に報道されなかったため話題にのぼるのが少し遅れたようです。
内容は「いじめられた子供の母親が孤立をして二人自殺をしてしまった」というものです。
偶然か必然か、これは私の故郷であったため実母にも新聞を確認してもらいました。
確かにこの記事はあったそうです。
私たちは、「子供がいじめられている」ことがわかったら学校に相談するように伝えています。
これは、以前NHKのエデュカチオさんの取材を受けた時にもそう伝え、番組でもそう視聴者の方に伝えていただきました。
なぜなら、たいてい「こじれる」からです。
「言った」「言わない」「やった」「やらない」
子供は親の前では、少なからず保身に走ります。そこを見抜ける冷静な親は少ないですし、心の底では「あってほしくない」と思っているため、事実を子供から聞き出すことが難しいのです。
中には、子供が認めても親の方が、「友達のそそのかされた」「うちの子は悪くない」と言い訳をしたり、この栃木県での事件のように積極的に「なかった」ことにして、いじめられたと言っている子の口を封じることに力を注いだり、ボスタイプの母親だと、被害者の親を孤立させる方向にいくのです。
特に、地方ですと地域社会や職場をも巻き込んでLINEやメールで当事者を孤立させていきます。
ですから、被害者家族と加害者家族の間に絶対に第三者に入ってもらうことが大事なのです。
そして、学校でいじめが起きているので学校に入ってもらうことをお薦めしています。
私の個人的見解では、学校とも少し距離をおけるような第三者機関があるとより良いとは思っています。
いじめ防止対策推進法ーより実効的になっていくことを願っています。そのためにも「いじめ隠蔽、黙殺、放置に対する処罰」規定は必要だと感じています。