岩手の中2自殺事件 担任への対応の賛否について考える
岩手県の中2の自殺事件について、担任の先生が生活指導ノートで生徒が訴えていたにも関わらず問題を解決できずに、自殺に至らせてしまったことに関して、先生に対する意見がさまざまわかれています。
私は、この担任の先生はきちんと反省をし、謝罪をし、何がいけなかったのかを検証していただきたいと考えています。
担任の先生を擁護するご意見として
「この担任の先生は、話し合いの機会を持たせて、日ごろは優しい先生だった」というのに、一方的に断罪をすること自体がいじめであって、こういうマインドがある限りいじめはなくならない
というご意見があります。
おっしゃりたいとことは、なんとなくわかります。
しかし、あえて言わせて〈書かせて〉いただきますが、やはり担任の先生のミスリードだったと言わざるをえません。
なぜなら「加害者と被害者の話し合いは最低の解決方法」だからです。
こちらを参考にされてください。
加害者が多数に対して、被害者はたった一人なのです。
多数に、自分をいじめる理由を列挙される・・・そんな場に大人でも平然といられるわけがありません。
優しい先生で、話し合いもたさせたから責められるのはおかしいというのは、たとえて言えば、人格者の機長が乗客の安全を考えて操縦しているけれども、操縦方法を間違えてしまった・・・でも、機長の言い分も聞くべきで、優しい機長で、安全を考えていたのなら責められるのはおかしいという論調と一緒です。
「職業」には求められるスキルがあると思います。
ただ、現状いじめ解決方法マニュアル等が、学校には存在しませんのでこれを契機にそのような指導体制を文科省がとる方向に、または各校長先生の研修やスキルアップなどで現場の先生にもしっかりと「いじめ解決」のスキルを教えていただきたいと願います。