教師の暴言問題から考える
先月末のことですが、神奈川県で、白血病の生徒に
「吐き気くらいで授業を休むのか」
と言った教師が問題になっています。
実は、こういうことは、わりと多いのです。
今回は、さすがに「白血病」という明確な病気の子に対してだったので、大きく取り上げられています。
しかし、ちょっとペースがゆっくりな子、慎重な子に対して、「急ぐように」ということを伝えるのに「ノロマ」とか、「亀さんだなー。」というようなことを、皆の前で言ってしまう先生は多いです。
多分、先生の側からすると
☆親しみを込めた
☆ちょっと自分はペースが遅いことを自覚してほしかった
と言うと思います。
でも、子供は悪意はないけれど、残酷なところがあり「ノロマ」と認定したら、それをいじめのネタにします。
クラス対抗リレーなどで、タイムが伸びなかったら、その子は絶対にターゲットになります。
一般社会で考えたらどうでしょうか?
同僚で、慎重派の人がいても
「ノロマ」とは言わないと思います。
一般社会で通用するような言葉遣いが、教室で使われるといいなあと思います。そういう何気ない点が、教育だと思います。
教師という職業は、大学をでてすぐに
「先生」
という立場になるので、どうしても新入社員のような厳しい洗礼を受けず、自分に甘くなりがちです。
教育の研修に、何か一工夫が必要かもしれませんね^ ^