栃木県佐野市のいじめ被害者の母親自殺 その後
以前、ご紹介させていただいた栃木県佐野市で起こった母親二人の自殺事件ですが・・・
その後、「取材と報道の自粛」を求めるFAXが、遺族名で報道各社に届いたこと。
と下記のような紙が全戸配布されたことでまだ全貌解明には至っていないようです。
「山形町会の皆様
梅園町会の皆様
先週からテレビ局、新聞社、雑誌社などからの訪問取材が続き、各町会の皆様には、ご心配やご迷惑をおかけし、たいへん申しわけありません。
もし、記者等が訪問した際、わからない事には、はっきりと「わからないです。お引き取りください。」とお伝えください。
それでも、お帰りいただけないときは、「佐野警察署」にご連絡ください。
平成27年7月15日
山形町会長
梅園長会長
山形小学校校長
PTA会長」〈一部下記起こし〉
このような紙が配られること自体が、事件の異様さを物語っています。
先日、ようやくいじめがあったことを学校が認めた岩手の中2男子自殺事件ですが、
岩手県は、実は「いじめがあった」という被害事実を文書で提出したときに「いじめはなかった」という文書を5㎝の厚さで用意してきた学校があるという土地柄なのです。
栃木県のこの事件も
「また、報道各社に送られてきたFAXは、学校主導で作り遺族に署名させ、送信先が分からないよう教員が手分けして複数のコンビニから送信したそうです。」とも言われています。
学校側は報道関係者に「解決した」と言っているそうですが、そうであるならばこんなに躍起になって鎮静化を図る必要はないのではないでしょうか?という疑問もほんの少しですが、残りますね。
「解決した」のならば、きちんと取材に答えて、住民にも話させるようにしたらいかがでしょうか?ということをご提案させていただきたいです。
さて、この事件の発端となったいじめについての対応については、先日こちらに書きましたのでもう一度参考にしてみてください。