2016-01-01から1年間の記事一覧

いじめ防止対策推進法とは6

今日、ご案内する第二十三条は、一番大切な内容です。 (いじめに対する措置) だからです。 丁寧に条文を見ていきましょう。 第二十三条 学校の教職員、地方公共団体の職員その他の児童等からの相談に応じる者及び児童等の保護者は、児童等からいじめに係わ…

いじめ防止対策推進法とは5

第二十条(いじめの防止等のための対策の調査研究の推進等) 国及び地方公共団体は、いじめの防止及び早期発見のための方策等、いじめを受けた児童等又はその保護者に対する支援及びいじめを行った児童等に対する指導又はその保護者に対する助言の在り方、イ…

いじめ防止対策推進法とは4

第三章の基本施策についてみていきたいと思います。 第一五条は(学校におけるいじめの防止)です。 学校の設置者及びその設置する学校は児童等の豊かな情操と道徳心を培い、心の通う対人交流の能力の素地を養うことがいじめの防止に資することを踏まえ、全て…

いじめ防止対策推進法とは3

本日は、第九条の保護者の責務と、第二章 十条から十三条の基本方針、そして十四条の(いじめ問題対策連絡協議会)を見ていきたいと思います。 (保護者の責務)として、保護者は子の教育について第一義的責任を有する者であるとし、子供に対していじめを行う…

いじめ防止対策推進法とは 2

引き続き2013年施工の「いじめ防止対策推進法」についてです。 第4条には(いじめの禁止)として条文に、 児童等はいじめを行ってはならない とあります。 この法律において児童等とは、「学校の罪跡する児童又は生徒」です。 また、第五条以下、には(…

いじめ防止対策推進法とは1

2013年、いじめ防止対策推進法が施行されましたが、まだ、悲しい事件が続いていますね。 報道を見る限り、現場にはこの「法律の内容」が浸透していないように思います。 いじめ問題に関しての本を紹介してまいりましたが、そちらをしばしお休みいたしまして…

福島からの避難児童いじめに思うこと

今日は、こんな記事がありましたので、いじめ関連書籍の紹介をお休みして、こちらを取り上げたいと思います。 news.yahoo.co.jp 東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒(13)が、転入先の市立小学校でいじめを受け…

殿さまの通信簿

少しブレイクして、歴史もの・・・。 (いじめ問題とは直接関係ありませんが、時々人間の素晴らしさを確認する本を読むことは必要かなと(^_^;)) 殿様の通信簿 (新潮文庫) 562円 Amazon これ、本当は「武士の家計簿」を読みたかったのですけれど、図書館リク…

そのつぶやきは犯罪です。

ネットいじめについて、レポートを書いているのですが、その参考資料です。 デジタル画像の安易な交換等の危険性、またSNSでどんな内容を書くと犯罪になるのか紹介されています。 SNSでよくトラブルに巻き込まれる方は一読しておいたほうがよいかもしれませ…

教室に正義を!いじめと闘う教師の13か条

この本は「教師を支える会」代表であり、スクールカウンセラーの方が書いたほんです。 スクールカウンセラーの方が書いた本ということで、子供たちの気持ちに寄り添う点はプロでもいじめを解決することはできないという実情を知っているので、正直あまり期待…

もう、国には頼らない

私は「学校」は大好きなのですが、「学校」ものを読み続けると気が滅入ってきます。 それは、おそらく私の「職業意識」〈おもに、前職の客室乗務員や、今の経営という環境でつちかわれたものです。〉からすると、むむむむむ!ということが多いからという理由…

スクールカーストの正体

私自身は、まあ、こういう現象はあるんだろうな、どこの社会にもあるし・・・という認識ではありますが、最近、教育問題を語る場面で「スクールカースト」という言葉をよく耳にするようになってきましたので、一応読んでおきました。 後に具体的なことはご紹…

いじめの現場ー子供たちの叫び声

原題は、子どもたちの叫び声という副題がついていますが、あえて子供と書き直してご紹介いたします。 この本を最初に読んだときは、衝撃的で、遺書が頭から離れなかったり、現在、ただ今こんなことが進行しているなんて、信じたくないという気持ちでなかなか…

いじめの構造

いじめの構造については、2冊ほどご紹介しようと思っているのですが、まずはこちら森口先生の本です。 森口先生は、都庁、小学校、養護学校、都立高校を経て都庁に勤務された経験がおありなので、現場のことをよく知っていらっしゃり、きれきれの論を展開し…

いじめこうすれば防げる ノルウェーにおける成功事例2

いじめ こうすれば防げるのつづきになります。 家庭で参考になる箇所をご紹介していきます。 具体的なプログラムも盛りだくさんなので、教育界の方で具体的なことをお知りになりたい方は実際の本を読んでみることをお薦めいたします。 いじめ こうすれば防げ…

いじめこうすれば防げる ノルウェーにおける成功事例

今回は、イジメ問題に関する古典と言われる本のご紹介です。 「いじめ こうすれば防げる ノルウェーにおける事例」 序論で訳者の方がこう書かれています。 学校でのいじめはずっと昔からあった現象である。ある生徒が仲間からのしつこい嫌がらせや攻撃にあっ…

いじめは犯罪絶対に許さない!

今回からすこしずつ、今まで私が読んだ「いじめ問題」の本をご紹介していきたいと思います。 いじめ防止活動の輪が広がればいいなあ、後を引き継いでくださる方がいるといいなあという思いを持ちつつ・・・。 まず、最初はこれですね。 私がいじめ問題に対す…

いじめられている側にも原因があるという意見に対するはるかぜちゃんのさすがコメント、そして・・・。

以前にもLINEいじめについて秀逸な意見を述べ、また、朝日新聞のコラムに「いじめっ子へ」のメッセージを寄せたはるかぜちゃん、また「いじられる側にも原因がある」に対して相変わらず鋭い意見を述べてくれました。 小野田真里子@aisatoutopia 「いじめられ…

いじめ防止ポスター掲示活動

先日はとてもうれしいお知らせがありました。 子供の学校に、「いじめから子供を守ろうネットワーク」のポスターが貼ってありました~と。 いじめから子供を守ろうネットワーク千葉では、毎年千葉県中の教育委員会をまわって、 ポスターの掲示依頼をしていま…

いじめ根絶動画プロジェクト

いじめ防止活動をしているといろいろな方と出会い、いろいろなプロジェクトが進むことがあります。 そんな活動の一つがこちらの「いじめ根絶動画プロジェクト」です。 いじめの「根絶」というと、違和感を持たれる方がいらっしゃるかと思います。私も、「根…

ピンクシャツ運動

8月下旬のall aboutのエントリ-後半で、ピンクシャツ運動をご紹介しました。 夏休み明けの自殺防止―子供を一人で戦わせない決意 私が、このピンクシャツ運動を知ったのは、いじめから子供を守ろうネットワークで北海道で精力的に活動している千葉先生が、…

今は地元にいない グループから離れようとすると逆上するのはいじめ加害者の特徴

埼玉県の河川敷で16歳の少年の全裸の死体が見つかった事件で、同じ16歳や中学生を含む少年5人が逮捕されました。 最初に逮捕された少年(16)は「うそをついたり、電話やメールを無視したから殺した」などと供述していますが、その後の警察への取材で、井…

夏休み明けの自殺防止 子供を一人でいじめと戦わせない!

all aboutのサイトを久しぶりに更新いたしました。 allabout.co.jp 9月1日、悲しい事件が起こりませんように。 子供たちのSOSをキャッチしてあげましょう。

埼玉の16歳少年殺害事件はいじめに構造が似ている

夏休みも終わりに近づいたこの時期、またも痛ましい事件がおきてしまいました。 埼玉県で、16歳の少年が、少年グループの暴行の果てに殺されるという事件です。 headlines.yahoo.co.jp 事件の概要を追ってみると、6日前に知り合ったばかりで、何度か共に…

やんちゃ坊主に悩むママへ

先日、お約束いたしました「子育て息抜きブログ」です。 こんなエントリーがありました。 やんちゃ坊主に悩む親に教えたい逆転発想 このエントリーを読むと、男の子は基本的にやんちゃなものかもと安心できます。 私も長男を育てているときは本当に、本当に…

日本を見直そう♪ 日本が侵略されなかった理由2

航海技術や造船技術が進んでいなかった時代には、親潮と黒潮がぶつかる世界的な海の難所であったことが自然の要塞となり、欧米の侵略から免れた理由の一つだと前回書きました。 とはいえ、現実に1492年のコロンブスのアメリカ大陸上陸から50年後に、ポルトガ…

重度障害生徒に教諭が体罰

今日は、暑い中テニスをして、少々思考能力がない感じなので、のんびりと子育て息抜きブログを書こうかなと思っていたのですが・・・こんなニュースが飛び込んできたので、こちらをとりあげますね。 〈子育て息抜きブログはまた次回に♪〉 headlines.yahoo.co…

日本を見直そう♪ 日本が侵略されなかった理由1

近世、近代の500年は一言で表すと「白人による有色人種地域」の侵略、支配の時代でした。 白人たちが近代兵器の鉄砲や大砲で異民族を侵略し、手当たり次第に奪いつくした500年だったのです。(5世紀にもわたります) 東南アジアからアフリカ大陸、アメリカ大…

日本を見直そう♪ 明治憲法は、海外でも絶賛された♪

日本を見直そうシリーズらしくなってきました。 今回は、明治憲法です。 正式には、大日本帝国憲法です。 大日本帝国憲法は、戦後教育(GHQの占領政策に基づいてたもの)と左翼知識人によって、悪の権化のように言われてきました。 本当にそうだったのでしょう…

日本を見直そう♪ モーゼの十戒と教育勅語

学校で学ぶ大航海時代はロマンあふれる勇気の物語として伝えられていますが、実際はこれまで見てきた通り、侵略と強奪の歴史でした。 なぜ、歴史教育がこのようになったのかは後ほど触れるとして、西洋と日本人の基本的な思想がよくわかるのが、モーゼの十戒…

日本を見直そう♪ 西欧と日本のメンタリティの違い

16世紀から20世紀に至る西洋諸国の非白人地域の植民地分割の歴史をたどると、まさに弱肉強食の世界でした。 日本には 「負けるが勝ち」 「騙すより騙されろ」 という言葉がありますが、この素晴らしい日本人ならではの考えも国際社会では通用しないことがわ…

仙台のいじめ自殺 遺族側が提訴

日本を見直そう♪シリーズも途中ですが、本日このような報道がありましたので、こちらについて触れたいと思います。 news.yahoo.co.jp 記事には 訴えによると、館中に14年4月に入学した生徒は、同学年の男子生徒から仲間外れや悪口、からかいなどのいじめを繰…

日本を見直そう♪ アメリカと日本

アメリカと、日本は衝突するのは必須だったーということを確認したいと思います。 中東からアジアにかけては、すでにヨーロッパ諸国によって分割されていて、割り込む隙間はありませんでした。 しかし、まだ中国大陸という広大で膨大な人口を擁する地域が残…

日本を見直そう♪ アメリカの勢力拡大

ハワイを強奪、米西戦争を仕掛け、西へ西へと勢力を拡大したアメリカの太平洋西進の最大の狙いは中国大陸での権益の獲得でした。 セオドア.ルーズベルト第26代アメリカ大統領、その甥のフランクリン.ルーズベルト第32代アメリカ大統領が信奉した戦略理論は、…

日本を見直そう♪ ロシア

日本を見直そうシリーズアメリカについては、まだまだ続きますが、今日は、ちょこっとロシアについて触れていきます。北の大地ロシアは、13世紀から15世紀までモンゴル帝国、次いでオスマントルコ帝国と東洋の支配にありました。東洋勢力を撃退した後も、西…

日本を見直そう♪ 「戦争放棄」原則はフィリピン憲法から

アメリカの味方をすれば、独立を許すという約束を反故にされたリカルドらが援助を求めたのも日本でした。 日本に援助を求めながら乏しい武器でゲリラ戦を展開します。 これを待っていたかのようにアメリカは、独立軍はゲリラだと宣言。戦争ではなく、ゲリラ…

日本を見直そう♪ アメリカの覇権主義

アメリカは、ハワイを乗っ取った後は、スペインに戦争を挑みます。スペインの植民地支配に苦しむ人々を救うという名目です。 米西戦争です。 米西戦争の目的は、キューバの独立戦争を助けるはずでしたが、アメリカが勝利すると、いつの間にか大義名分は引っ…

日本を見直そう♪ 日本に助けを求めたハワイの王様

近代憲法を求めたハワイのアメリカ人の運動は、実質的には、参政権を現地の人から奪い、実効支配していくものでした。 この日がくることをかねてから予測していたカラウア国王は、それ以前に日本に助けを求めていました。 その6年前、王は国賓として来日し、…

日本を見直そう♪ 19世紀もう1つの国アメリカ

18-19世紀は、イギリスの世紀でしたが、もう1つ台頭してきた国があります。アメリカ合衆国です。 アメリカは、先住民をインディアンを一掃するエスニック.クレンジング(民族浄化)という蛮行を経て樹立された国です。西武開拓を完了させ、北アメリカの西征が…

日本を見直そう♪ アフリカの三重苦

イギリスから始まった産業革命は、西欧諸国に波及し、19世紀中頃までには、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカでも起こります。 その結果、資源獲得と市場拡大のため、より多くの植民地を必要とすることになりました。 そこで目をつけたのがアフリカです。 …

日本を見直そう♪ イギリスの世紀

これまで、スペイン、ポルトガル、オランダの覇権主義についてお伝えしてきました。いよいよ、イギリスです。 17世紀がオランダの覇権の世紀だとしたら、18.19世紀はイギリスの世紀です。 イギリスは、この二世紀の間に大英帝国を築き上げました。 最盛期に…

日本を見直そう♪ オランダの統治の仕方

日本を見直そうシリーズ、オランダの統治の仕方まできました。 なぜ、日本を見直そうーなのに、西欧のことばかり???と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、「比較」のためです。 このシリーズの1番最初のエントリーで、日本の大航海時代はwin-win…

日本を見直そう♪ その後の西欧の支配

これまで、スペイン、ポルトガルがキリスト教布教の名目で、次々と東洋の地を征服した歴史を紹介してきました。 ※本来のキリスト教の教えがそうだったのではありません。 世界支配が着々と進むと、これらを白人の優位性、ヨーロッパ文明の優越性、キリスト教…

日本を見直そう♪ 18世紀のロシアの驚異

18世紀の末頃から、シベリアからアラスカまで広大な土地を領土におさめたロシアは、酷寒の地、シベリア経営のための食糧をはじめとする生活必需品の供給元を日本に求めて、蝦夷地に出没するようになります。 ロシアの東方進出、侵略の手先が日本にのびてきま…

日本を見直そう♪ 知的な防波堤を築いた江戸時代

徳川幕府も、安穏と平和を貪っていたわけではありません。 太平の眠りを覚ますじょうきせん、たった四杯で夜も眠れず とは言われましたが、これは庶民感覚だったと思います。 260年にわたる鎖国の間も、来るべき白人侵略に着々と手を打っていました。 戦争が…

日本を見直そう♪ 鎖国の目的2

江戸時代の御朱印船貿易は、純粋に貿易を目的としていたので、繁栄をお互いの国にもたらしました。 ここで、あえて ☆純粋に貿易目的 と書いたには理由があります。 大航海時代といえば、スペイン、ポルトガル、イギリスと西欧がすぐに思い浮かぶかと思います…

日本を見直そうシリーズ♪ 鎖国の本当の目的

子供たちと話していて、誤解されているのが ☆鎖国 です。 このために、日本は近代化が遅れた、 閉鎖的な考えの民族だ と誤解しています。 実際は、そうではなく、鎖国しなくてはならなかった状況があったのです。 話は少し江戸時代から遡り、秀吉の時代、学…

日本を見直そう♪ シリーズ始めま~す。

私は歴史が大好きした。 英語が好きなので、どちらかと西欧的だと思われることも多いのですが、外国に行ってみると日本のよさがわかります。 また、初めての海外旅行で訪れたイスタンブールで、日本が大好きなハッサンというトルコの少年から、日本のことを…

自分が楽になった本♪

私の住んでいる町から車で20分くらいのところに、TSUTAYAとスタバのコラボ、スタバのコーヒ-を飲みながら、本を読んでいいですよ、というお店があります。 先週の日曜日、娘たちの塾の帰りに久しぶりにこちらによって、また、久しぶりにこちらで本を読みま…

葛飾区 いじめ自殺で第三者委員

www.sankei.com 葛飾区で、いじめ自殺に対して第三者調査委員というニュースです。 これは、直前に部活動で、ズボンを脱がされたり水をかけられたりして、学校を出た後、自殺した事件ですが、当初は、記事にもあるように自殺との因果関係を認めてはいません…