会社経営は成果が出るから正常化しやすい~大塚家具の事例~

「大塚家具の経営権をめぐる父と娘の対立でどちらが経営を担うのかを決定する株主総会が27日、都内で開かれ、娘の大塚久美子社長が株主の議決権の過半数を獲得し、今後の経営を担う事が決まった。」

会社の経営というのは、創業者から二代目が一番難しいように思います。

基本的に、「イノベーション」をしていかないと、組織というのは衰退しやすいものですが、創業者がカリスマであればあるほど、生存中のイノベーションは難しいのです。

イノベーション」とは「体系的廃棄」です。

「捨てる」ことが前提なので、なかなか徹底できないのですね。

 

大塚家具は、株主がいたから、その難しいことができた、市場に答を求めることができたのだと思います。

 

会社は、トップの能力の限界が会社の発展の限界になります。

 

特に創業者が、創業メンバーに配慮してイノベーションを仕切れないと、その会社はつぶれます。

こちらの会社は、その道を歩まずにすんでよかったなあと思います。

私もそろそろ、ドラッカーと「ビジョナリーカンパニーシリーズ」の復習をしなければ。