いじめのサインを見逃さない
先日、夏休みに親がチェックしていただきたい子供の様子を書きました。
政府広報にもいじめのチェックシートがありましたので、ご紹介しますね。
こちらには掲載されていないことですが、現場で色々ないじめ相談にのっていると
何件か、共通することがありますので紹介します。
それは・・・
いじめられている子でも、「言葉づかいが乱暴になっている」「弟や妹に乱暴になる」
といった兆候がみられます。
これも小さなサインなのでぜひ、注意してあげてください。
私の息子は、「いじめ」だと認識できない小学校低学年の頃、「王様ごっこ」というあそびで王様になった子の言うことを聞かないという理由で、暴力に近い行為を受けていたことがありました。
普段、穏やかな子供だったのですが、
「年上の人のことは聞かなければいけないのか?」
(王様役の子が月齢が上だったので、「年上の言うことを聞け」と言っていたようです。)
というような小さな質問が多くなり、妹につらく当たるようになりました。
そこで、いろいろな話をしていく中で「時々、自分の中に“怒り”の感情がたまってくる」「抑えられなくなりそうなときもある」ということを言うようになったので、学校の様子を何気なく
・「最近、誰と遊んでいるの?」
・「何の遊びを主にしているの?」
・「楽しかった遊びは何?」
・「逆にいやな気持ちになった遊びは何?」
というように聞いてみました。
その中で、上記の「王様ごっこ」のことを知ったわけです。
普段おとなしい子が、時々乱暴な言葉をはく、弟や妹に乱暴になった・・・
というようなことがあったら、ぜひ、ゆっくり時間をとって心の声に耳を傾けてあげてください。