埼玉の16歳少年殺害事件はいじめに構造が似ている
夏休みも終わりに近づいたこの時期、またも痛ましい事件がおきてしまいました。
埼玉県で、16歳の少年が、少年グループの暴行の果てに殺されるという事件です。
事件の概要を追ってみると、6日前に知り合ったばかりで、何度か共に行動をするうちに、ポジショニングとしては、いわゆる「ぱしり」という下っ端として使われ、根性を試すと言っては根性焼きという行為をされ〈煙草を押し付けて火傷をさせる〉、コンビニ等への買い物をさせられる関係になっていったようです。
この構造は、いじめの構造に似ています。
同じグループとして行動しているから、外からは一見「仲間」として見られる、一番下っ端なので、ほとんど人格がなく、何をしても許されるというふうにグループ内で見なされ始める、そして暴力を含めた加害行為がエスカレートするという構造です。
何度もこのような行為を繰り返されると、被害者は考えること、抵抗することができなくなり、その構造の中に自分の位置を見出してしまうのです。
背景には、学力の問題、貧困の問題等があるのでしょうけれど、一番の問題は、「してはいけないこと」という行動の規範が、幼少期から醸成されてこなかった、そして、1人ではできないけれど集団になると空気なようなものが作られて、暴力行為に対して何の良心の咎めもなくなるという心理です。
8月の後半は、9月にいじめの自殺が多いということで私たちも発信をしておりますが、昨年の川崎の事件にもみられるように、夏休み中の少年グループの行動などにも目を光らせる必要があると思います。
やんちゃ坊主に悩むママへ
先日、お約束いたしました「子育て息抜きブログ」です。
こんなエントリーがありました。
このエントリーを読むと、男の子は基本的にやんちゃなものかもと安心できます。
私も長男を育てているときは本当に、本当に毎日悩んでいたというか、理解を超えていたというか・・・でした。
そんなとき、心の支えになったのは、「子育ては受け入れること」というある人から言われた言葉でした。
今、長男は、中3生。
☆優等生
☆落ち着いている
☆自分を持っている
☆心が穏やか
とよく言われますが、そんな長男も、
☆宿泊施設の避難用はしごをおろしてしまった↦どうなっているのか知りたかった
☆ベランダから卵を落とした↦どういうふうに着地してつぶれるのかみたかった
☆包丁を持ち出した↦木を切ってみたかった
☆近所の公園の池で、夏休み、なぜか毎日、海パンで泳いでいた
☆学童保育を脱走した
☆登校班から脱走した
などなど、子供の頃はやんちゃでした。
世のママたち、受け入れてあげて、その子のよさを伸ばしてあげてくださいね。
きっといつかは花開くと思います。
私も途上ですが、ともに頑張りましょう(^^)v
本日は、ちょっと息抜きブログでした。
日本を見直そう♪ 日本が侵略されなかった理由2
航海技術や造船技術が進んでいなかった時代には、親潮と黒潮がぶつかる世界的な海の難所であったことが自然の要塞となり、欧米の侵略から免れた理由の一つだと前回書きました。
とはいえ、現実に1492年のコロンブスのアメリカ大陸上陸から50年後に、ポルトガル船が種子島に漂着しています。ここから侵略の手を伸ばそうと思えばのばせたはずですが、実は「日本の高い技術と文化」がこれを阻みました。
他のアジア諸国が、なす術もなく白人による侵略、支配、植民地化されたのは、一つは原住民の教育程度の低さ、文明、文化の未開ということがありました。アジアの大部分の地域では識字率が極端に低く、文字すら持っていない部族もいました。そのため、西洋人は赤子の手をひねるように簡単に征服できたのです。
未開のアジアの中では、日本が例外的存在だったのです。
現在でも、日本人は技術をまねるのが得意であると言われますし、明治維新後、欧米の技術をうまく取り入れて近代国家への脱皮を成功させました。こうした日本の技術力は何も突然日本人が目覚めたからではなかったのです。もともと、日本には長い歴史の中で培われた広い技術基盤が存在していました。
例えば、鉄砲です。1543年に種子島に鉄砲が伝来しますが、初めて鉄砲をみた日本人は器用にまねて、自分たちの手で作り上げ、全国にあっという間に広がりました。これは、世界最強の日本刀などの製鉄技術があったからです。たった二挺の鉄砲を購入した八板金兵衛という人が1年後には20挺を制作しました。その後、様々な職人の手で改良が加えられ、本場ヨーローッパをしのぐ性能まで高められたのです。
また、幕末、プチャーチンが来航して難船した後も、伊豆の戸田の大工がすこし小型ではあたものの、全くそっくりの船を造り、ロシア人が驚いたという事実も残っています。
それらの技術が庶民に根付いていたのです。
この技術力を支えたのは日本人の「勤労」の美徳です。
西洋のキリスト教文化圏では、労働は神による懲罰で、「苦役」とされることが多いのですが、日本では古来から働くことは喜びであり、美徳であるという考え方が育っていました。
労働に喜びを見出す日本人は、技術に関しても追求し、高めようとします。日本独特の「道」の思想です。華道、茶道、武道・・・日本人は道をみつけるのです。また日本は職人の国「巧み〈匠〉の国」だったのです。
次回は、日本が侵略されなかった理由の3つめです。
重度障害生徒に教諭が体罰
今日は、暑い中テニスをして、少々思考能力がない感じなので、のんびりと子育て息抜きブログを書こうかなと思っていたのですが・・・こんなニュースが飛び込んできたので、こちらをとりあげますね。
〈子育て息抜きブログはまた次回に♪〉
記事によりますと
関係者によると、男子生徒は4月以降、担任の男性教諭から手をたたかれたり、体を振り回されたりするなどの暴力を受けていた。また、一人で食事をするのが困難にもかかわらず、教諭から「給食を自分で食べろ。茶も自分で飲め」などとも言われていたという。
とあります。被害男児は、重度の知的障害があり、友達にLINEで相談をしていたところ、他の保護者がその内容を知り、事態が発覚したとあります。
また、
ほかにも同じ教諭から「投げ飛ばすよ」「泣かすぞ。腹立つ」などの暴言を受けたと訴えている生徒がいるという。
そうです。
一般感覚からすると「本当にこんなことがあるか???」と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、実は、あります。
私が相談を受けた事例では拙書の中でも紹介していますが、「お前は馬鹿だなあ。馬鹿っていうことがわからないみたいだから、今日からこの子を馬鹿って呼ぼう。」と担任に言われ、PTSD、不登校、転校へ至ったお子様がいらっしゃいます。
いじめ相談の現場から いじめられっ子を子供に持つ両親のための、いじめへの具体的対処法
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熱心な先生がいる一方で、このような一般企業であったなら許されない言動をする先生がいることは事実です。
どうやら、大学を出てから、いきなり「先生」「先生」と言われ、教師の世界は管理職はいるものの、基本的には学級に入ってしまえば、自分の王国を築けるので、どうも外部からのチェック機能が働かないためかと思われます。
このため、私たちはこのような教師に対しては、指導、処罰を与え、「反省の機会」を与えようと活動をしています。そうすることで、しっかりとした先生たちを守りたいからです。
今後も、子供たちが希望を持てる社会の実現に向けて頑張ってまいりたいと思います。
日本を見直そう♪ 日本が侵略されなかった理由1
近世、近代の500年は一言で表すと「白人による有色人種地域」の侵略、支配の時代でした。
白人たちが近代兵器の鉄砲や大砲で異民族を侵略し、手当たり次第に奪いつくした500年だったのです。(5世紀にもわたります)
東南アジアからアフリカ大陸、アメリカ大陸の原住民らは、奴隷か植民地民族として虐げられ、世界史の表舞台には決して登場することはありませんでした。
ところがここに奇跡が起こったのです。
東洋の東の果てから、こつ然と彗星のごとく現れた有色人種の国が世界史上に登場し、白人の侵略に立ち向かいます。
これが私たちの国「日本」です。
それにしても、アジアの国々が次々と白人に侵略されていく中で、なぜ日本だけが侵略を免れたのかということを考えてみたいと思います。
まず日本は、極東と言われている通り(あくまでも西欧社会からの見方ですが)、西欧からはもっとも遠い場所です。その上、四方を海に囲まれています。日本近海は親潮、黒潮がぶつかる世界的にも海の難所で、造船技術や航海技術が発達していなかった昔は、これが自然の要塞になっていたのです。
また次回につづきますね。
日本を見直そう♪ 明治憲法は、海外でも絶賛された♪
日本を見直そうシリーズらしくなってきました。
日本を見直そう♪ モーゼの十戒と教育勅語
学校で学ぶ大航海時代はロマンあふれる勇気の物語として伝えられていますが、実際はこれまで見てきた通り、侵略と強奪の歴史でした。